第19回股関節市民フォーラム in コングレスクエア日本橋

去る平成30年11月18日(日)第19回股関節市民フォーラムをコングレスクエア日本橋にて開催いたしました。ほぼ、定員いっぱいで、大変盛況な市民フォーラムとなりました。

まず、当財団理事長別府諸兄より、ご挨拶と当財団の簡単なご紹介を行いました。

別府理事長 第19回股関節市民フォーラム

最初の講演「ロコモとフレイル、ご存知ですか?」は、社会福祉法人仁生社江戸川病院 慶友人工関節センター長・当財団の専務理事でもある、泉田良一先生が、行いました。
ロコモティブシンドローム、フレイル加えて、加齢による筋肉量が減少してゆく「サルコペニア」も含めた定義づけを説明されました。

超高齢社会を迎えている日本においては、それぞれ非常に重要な問題であると
再認識する講演内容となりました。

泉田良一先生 第19回股関節市民フォーラム

次の講演は、骨粗鬆症予防をテーマとしたロコモーショントレーニング「骨トレ体操」
を当財団の運動指導者である太藻ゆみこ氏が、実技をおこないました。
骨粗鬆症予防の「かかと落とし体操」そして、全身を使った「骨トレ体操」を会場の皆様
と一緒に行いました。

太藻ゆみこ氏 第19回股関節市民フォーラム
休憩時間を利用して、行われた協賛企業様によりプレゼンとブース展示が行われました。
会場プレゼンでは、下記の5社がプレゼンをされ、非常に興味深い内容でした。

協賛企業プレゼン 第19回股関節市民フォーラム

会場ホワイエで行われたブース展示では、多くの皆様が来場され非常に盛況でした。

協賛企業ブース 第19回股関節市民フォーラム

下記の企業様に協賛いただきました。

旭化成株式会社、アルケア株式会社、京セラ株式会社
有限会社ウィズダム、有限会社サンサービス
サンメディックス株式会社/トップラン
女子栄養大学栄養クリニック、セノー株式会社
ブレースジャパン株式会社、雪印メグミルク株式会社

この度のご協力、深謝いたします。

最後の特別講演「骨と関節のアンチエイジング‐90歳になっても痛みなく歩くためにの秘訣とは‐」 では、骨粗鬆症の専門家である東京慈恵会医科大学整形外科講座准教授の斎藤充先生が、講演を行いました。

日本の骨粗鬆症の現状~骨粗鬆症のメカニズムを明解に説明いただきました。
特に、骨を鉄筋コンクリートに例えての説明には、目から鱗が落ちる内容で、
鉄筋コンクリートに例えると、骨の鉄筋部分はコラーゲンで形成されており、この部分が
錆びついてしまうと、いかにコンクリート部分のカルシウム(骨密度)が十分あっても
骨折につながるということでした。
※コンクリート部分=骨のカルシウム部分、鉄筋部分を=骨のコラーゲン部分
非常に明解な講演で、会場の皆様も引き込まれるように聞き入っておりました。

斎藤充先生 第19回股関節市民フォーラム

特別講演後の質疑応答(Q&A)では、積極意見交換が行われました。

質疑応答の様子 第19回股関節市民フォーラム

定員150人とややコンパクトな市民フォーラムとなりましたが、ほぼ定員いっぱいの参加者があり盛況な市民フォーラムとなりました。

公益財団法人日本股関節研究振興財団では、皆様のご支援により、
設立以来年1回、この様な市民フォーラムを開催しております。

是非とも、ご支援いただければ幸いです。

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