第23回股関節市民フォーラム「骨は生きている」を開催いたしました。

去る11月16日(日)、日本橋コングレスクエアにて、「骨は生きている」をテーマに第23回股関節市民フォーラムを開催いたしました。

今年のフォーラムは、テーマに沿って「骨」に焦点をあてた内容構成とし、さらに今回より、当財団の研究助成金を受けた先生による「交付者講演」も新たに加わりました。

■ 開会挨拶

はじめに、当財団理事長・別府諸兄より、開会の挨拶とともに財団の役割や沿革についてご紹介いたしました。
※当初は「骨の話あれこれ」という演題を予定していましたが、他演題との重複を避けるため「財団の話あれこれ」としてお話ししました。

別府諸兄理事長

■ 特別講演

愛知医科大学 特任教授 中村幸男 先生
「骨は何歳からでも若返る ― 骨を若返らせる意外な食事と運動法 ―」

骨密度検査・食事栄養・運動(先生考案のかかと落とし体操)など、骨の若返りに必要な要素を多角的に、非常にわかりやすくお話しいただきました。「骨は、適切な対策を行えば何歳からでも若返る」というメッセージを実感できる、大変好評の講演となりました。

中村幸男先生

■ 講演の合間の体操タイム

ことしも当財団で体操指導を担当しているメディカルフィットネス研究所 太藻ゆみこが、皆さまと体操を行いました。

太藻ゆみこ氏

■ 交付者講演

千葉大学整形外科 診療准教授 中村順一 先生
「健康寿命を延ばす純国産人工股関節の研究開発」

一般的な人工股関節の手術適応や手術方法の解説に加え、純国産人工股関節の重要性についてお話しいただきました。参加者の皆様にとって、人工股関節治療の現在地を知る貴重な機会となりました。

中村順一先生

■ ミニ講演

京都大学 名誉教授 森谷敏夫 先生
「骨の健康と運動」

運動が骨の健康に及ぼす有効性について簡潔にご講演いただき、今回の「骨」をテーマとした内容の総括にもなる大変示唆に富む講話となりました。

森谷敏夫先生

■ パネル対談・質疑応答

最後に行われた「骨をテーマにした対談」では、

この度の演者の皆様方(中村幸男先生、中村順一先生、森谷敏夫先生)に加え、
* 江戸川病院 慶友人工関節センター 名誉センター長 泉田良一 先生
* 女子栄養大学 栄養クリニック 蒲池桂子 先生
* 当財団体操指導担当 メディカルフィットネス研究所 太藻ゆみこ
の6名により、参加者との活発な質疑応答が行われました。

質疑応答

■ 協賛企業による展示・体験ブース

開演前と休憩時間には、恒例の協賛企業による体験・展示ブースが今年も並びました。今年は初出展の企業も2社あり、参加者の皆様から大変好評をいただきました。ご出展いただいた企業の皆様に、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

企業展示ブース

■ おわりに

本年は約130名の方にご参加いただき、盛況のうちにフォーラムを終えることができました。これもひとえに日頃よりご支援くださる皆様のおかげと、心より感謝申し上げます。

当財団は、股関節に関する正しい知識の普及・啓発を目的として、今後も年1回、市民フォーラムを開催してまいります。
引き続き、皆様のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

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