去る令和5年10月27日 金 (17:00~18:35)、ヒルトン福岡シーホーク 34階 ベイペントハウスにて第33回股関節研究セミナーを開催いたしました。
この度のセミナーは、WEBセミナーではなく4年ぶりに対面でのセミナーとなりました。40名程度の先生方がご参加され、大変有意義なセミナーとなりました。
第33回股関節研究セミナーは、当財団理事長別府諸兄の開会のご挨拶により、開演となりました。
まず、令和2年度股関節研究助成金交付者による研究成果報告がされました。
それぞれ高度な研究内容で、中身の濃い質疑応答がなされました。
- 「全自動リアルタイムPCRおよび次世代シークエンサーを用いた人工股関節周囲感染の診断と病態の解明」
横浜市立大学 崔 賢民 先生 - ・・・座長 関西医科大学リハビリテーション学部 学部長 飯田 寛和 先生
- 「健康寿命を延ばす純国産人工股関節の研究開発」
千葉大学 中村 順一 先生 - ・・・ 座長 江戸川病院慶友人工関節センター 名誉センター長 泉田 良一 先生
- 「骨髄機能に着目した大腿骨近位部骨折の予防戦略」
東北大学 荒井 誠 先生 - ・・・ 座長 船橋整形外科病院 名誉院長 白土 英 明先生
次に、令和4年度股関節国内研究助成交付者による研修報告がなされました。
大変中身のある研修だったようです。
座長 医療法人藍整会 なか整形外科 京都北野本院 院長 田巻 達也 先生
-
日程:令和5年1月30日~2月3日
(研修先)
佐賀大学、京セラ野洲工場、京都府立医科大学、大阪医科薬科大学
※研修スケジュール順
東京都健康長寿医療センター 金子 泰三 先生
仙台赤十字病院 栗島 宏明 先生
- 日程:令和5年1月16日~20日
(研修先)
帝人ナカシマメディカル岡山工場、東京医科大学、東京慈恵会医科大学、船橋整形外科クリニック
※研修スケジュール順
北海道大学 横田 隼一 先生
大阪医科薬科大学 若間 仁司 先生
さらに、全世界的な新型コロナウィルスの蔓延により、延期となっていた令和2年度股関節海外研修助成の研修報告が交付者の先生方より、行われました。
この度の研修先は米国中西部で行われ、大変有意義なものとなったようです。
座長 医療法人社団松下会 白庭病院 関節センター長 岩切 健太郎 先生
-
令和5年10月2日~10月20日
(研修先)
ヘンリーフォード病院 ミシガン大学 クリーブランドクリニック
※研修スケジュール順
千葉大学 中村 順一 先生
名古屋市立大学 黒柳 元 先生
最後に、令和5年度股関節研究助成金及び、令和5年度股関節国内研修助成交付者への交付式が行われました。
令和5年度股関節研究助成金交付者
-
「大腿骨頭壊死症における関節温存手術において壊死領域の三次元的広がり及び、動作が術後成績に及ぼす影響の解明」
愛媛大学 酒井 真一郎 先生
-
「本邦における大腿骨近位部骨折に対する早期手術の有用性の検討-Trauma Research Of Ngoyaによる多施設共同研究-」
名古屋大学 飯田 浩貴 先生
令和5年度股関節国内研修助成交付者
- 東京大学医学部附属病院 整形外科・脊椎外科 石倉 久年 先生
船橋整形外科病院 人工関節グループ 佐藤 貴允 先生
大分大学医学部 人工関節学 細山 嗣晃 先生
医療法人相生会 福岡みらい病院 整形外科 山本 典子 先生
当財団では毎年、股関節研究振興及び研究者育成のため股関節研究助成・股関節海外研修助成・股関節国内研修助成を行っております。
現在、多くの有望な股関節研究そして、股関節研究者が育ってきております。
是非、当財団をご支援いただければ幸いです。
公益財団法人日本股関節研究振興財団 事務局