第17回股関節市民フォーラムご報告

去る平成28年12月10日、横浜 はまぎんホールヴィアマーレにて第17回股関節市民フォーラムが開催されました。

この度のフォーラムは、幼年期の股関節疾患(先天性股関節脱臼※発育性股関節脱臼)~
大人になってから起こりうる股関節疾患(変形性股関節症)に焦点をあてたものとなりました。

開演前には、4種類の健康チェック(ロコモスキャン・ロコモ度テスト・体組成計測・ボール体操体験)が行われ、ほぼ定員の参加があり、参加者の皆さまは楽しみながら健康チェックを行っておりました。

ロコモスキャン 画像 体組成測定 画像 ロコモ度テスト 画像 ボール体操 画像

第1講演の「先天性股関節脱臼 早期発見の取組み」では、新潟大学総合リハビリテーションセンター助教の村上玲子先生が、幼少期に起こる股関節疾患とその治療や知識を丁寧に解説しました。

村上玲子先生 画像

第2講演の「変形性股関節症」では、北里大学整形外科学・医療衛生学部教授の高平尚伸先生が変形性股関節症の知識~全人工股関節置換術後のQOL(クオリティオブライフ)つまり、術後にスポーツの活動について動画をお用いて、講演いたしました。
術後の健全なQOL(クオリティオブライフ)を維持するためには、術前に行っていたスポーツを無理ない形で行うことが、非常に重要な要素の1つであることを認識できた講演でした。

高平尚伸先生 画像

第3講演の「股関節を長持ちさせて、ロコモに打ち克つコツ! ボール体操」では、講演を当財団理事長別府諸兄が行い、実技を当財団実技指導者である太藻ゆみこが行いました。
講演では、別府理事長がロコモ並びに股関節へのボール体操の有用性を説明し、実技では太藻ゆみこが、大きなボールエクササイズボールを用いたボール体操ならびに、第3講演前に配布したソフトギムニク(小さなボール)を用いた体操も併せて実演し、大変好評でした。

別府理事長 画像 太藻ゆみこ 画像

講演後行われた質疑応答では、発育性股関節脱臼(先天性股関節脱臼)~変形性股関節脱臼・ボール体操等の質問が多く寄せられ、非常に活発なものとなりました。
質疑応答の内容は後日、WEBサイトへ掲載予定でございます。

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閉会後は、雪印メグミルク株式会社様より提供いただいた「毎日骨ケアMBP」、
花王株式会社さまより提供いただいた「めぐりズム」を無料配布し、大変好評でした。

花王、雪印 無料プレゼント

第17股関節市民フォーラムは、非常に充実した内容で、盛況の内終了いたしました。
公益財団法人日本股関節研究振興財団は、一般市民への股関節を中心とした知識の普及啓発のた股関節市民フォーラムを毎年開催してきております。
次回の股関節市民フォーラムにご期待ください。

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