第12回股関節市民フォーラム ご報告

第12回股関節市民フォーラム 報告

 去る平成26年3月29日、日石横浜ホールにて第12回股関節市民フォーラム
が開催されました。※定員を超える約260人の参加者が来場され、非常に活気のある
フォーラムとなりました。
※付添の方もおられましたので、定員より若干多くなりました

第12回股関節市民ファーラム 別府理事長挨拶

 


第12回股関節市民フォーラムでは下記の3つの特別講演が行われました。

1、「変形性股関節症と運動」
座長 泉田 良一氏
江戸川病院慶友人工関節センター長
講師 松原 正明氏
(公財)日産厚生会玉川病院股関節センター長

2、「運動のさまざまな効果―メタボ・ロコモ・認知症等」
座長 泉田 良一氏
江戸川病院慶友人工関節センター長
講師 小島 光洋氏
(一財)宮城県成人病予防協会 学術・研究開発室室長

3、「効果てきめん、関節に優しい体操の勧め!」
 講師 太藻 ゆみこ氏
メディカルフィットネス研究所代表・健康運動指導士


 

 まず、第1講演「変形性股関節症と運動」では、(公財)日産厚生会玉川病院股関節センター長であり股関節の専門家である松原正明氏が変形性股関節症の起こる原因や人工股関節手術そして運動の適用(時期やスポーツの種類)まで詳細に講演され、好評でした。

第12回股関節市民フォーラム 松原先生

 次の第2講演「運動のさまざまな効果―メタボ・ロコモ・認知症等」では、(一財)宮城県成人病予防協会 学術・研究開発室室長であり、また新潟で保育の活動にも熱心に取組んでおられる小島光洋氏が、生活習慣はもちろんのこと、育児や社会活動への取組が、メタボ・ロコモ・認知症等の改善にも密接にかかわるという内容の講演で好評でした。

f12kozima

 最終講演の「効果てきめん、関節に優しい体操の勧め!」では、メディカルフィットネス研究所代表であり多方面で運動器に関する体操指導を行っている太藻ゆみこ氏が、配布された小さなボールを用いて、参加者の皆様と一緒に体操を行い、関節に優しい(関節に負荷の少ない)体操方法を指導されました。

第12回股関節市民ファーラム 太藻ゆみこ

 講演後行われた質疑応答では、質問票から2件、会場から1件の質問に、当財団の別府理事長、泉田専務理事並びにに講師の先生方が丁寧に質問に回答していきました。
 また、ご回答できなかった質問票に関しては、代表的な質問に対し、後日ホームページ上に回答することとなりました。

第12回股関節市民フォーラム 質疑応答

 最後には、当財団の別府諸兄理事長が、閉会の挨拶に合せて、現在当財団が行っている「THA(人工股関節手術)後のスポーツに関するアンケート」の経過報告を行いました。

公益財団法人日本股関節研究振興財団

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